加湿器は、適度に掃除する必要があります。
その場合、クエン酸を使っての掃除が主流ですが人体に害ではないのか気になりました。
また、濃度や運転時間はどのくらいなのかも知っておきたいところです。
今回の記事では、
- クエン酸は加湿器に害は本当なのか
- 加湿器を掃除するときのクエン酸の濃度はどのくらいなのか
- 加湿器をクエン酸を使って掃除するときの運転時間はどのくらいか
について調査しました。
加湿器の掃除をクエン酸を使って行おうとしているなら、ぜひ本文をご覧ください。
クエン酸は加湿器に害って本当?
加湿器の掃除にクエン酸をよく使いますが、人体に害は無いのか心配になるかもしれませんね。
クエン酸そのものには、害がないので安心してください。
もともと、クエン酸は、柑橘系の果物に含まれる天然成分です。
そのため、疲労回復などに効果的で、食用のクエン酸も有りますよね。
ただし、掃除用のものは食べられないので気をつけてください。
食用と掃除用で分けるのが面倒なら、無水クエン酸がおすすめです。
そして、注意すべきことは、塩素系のものには絶対に混ぜないことです。
クエン酸は、その名の通り「酸」です。
カビキラーのような塩素系のものに混ざると、有害ガスを発生するので気をつけてください。
また、クエン酸を溶かして使うときの濃度にも気をつけましょう。
加湿器を掃除するときのクエン酸の濃度は?
加湿器をクエン酸で掃除をする場合、濃度は5%程度にすると良いとされています。
クエン酸小さじ1/2杯に対して水200ml程です。
濃度を濃くしすぎると、もちろん洗浄力は増します。その反面、溶けてしまう恐れもあります。
酸には物を溶かす作用もあるので注意しましょう。
また、代用品として酢を使っても掃除は出来ますよ。
酢で有れば、食事の調味料として家に有ると思いますので、わざわざ買いに行く手間は省けますね。
ただし、酢は臭いがキツイのでクエン酸の濃度よりも薄くしておくといいです。
また、酢で掃除をした後は、水だけで運転しニオイを取るようにしましょう。
加湿器をクエン酸水を使って掃除するときの運転時間は?
加湿器をクエン酸を使って掃除する場合の運転時間は、タイプによって変わってきます。
超音波式の加湿器の場合
超音波式の加湿器は、クエン酸を入れて運転するのはできるだけ控えたほうがいいです。
もし、クエン酸で掃除する場合は1時間程を目安に行いましょう。
超音波式の加湿器は、超音波で水を細かくしたものを空気中に放出する仕組みとなっています。
そのため、超音波を発生させる部分を損傷させる原因となる作業は控えましょう。
ただし、絶対に行ってはいけないわけではないので、どうしても汚れが気になる場合は水で薄めたクエン酸で掃除してください。
加熱式の加湿器の場合
加熱式の加湿器では、クエン酸水で運転した掃除は効果的です。
時間は、1時間程を目安に行いましょう。
加熱式の加湿器は、タンクの中の水を加熱して蒸気を放出するため水垢が残りやすくなります。
この水垢が固まったものを、クエン酸は溶かしやすくしてくれます。
気化式の加湿器の場合
気化式の場合は、クエン酸水での運転は避けたほうがいいです。
気化式の仕組みは、フィルターに水で湿らせて加湿します。
先程、水垢をクエン酸水が溶かしやすいと書きましたが、気化式の場合はそのクエン酸が加湿器庫内に固まってしまいます。
カルキが取れてもクエン酸がこべりつき逆効果にもなりますので、つけ置き洗いのみにしておきましょう。
まとめ:加湿器にクエン酸は害?掃除に使う場合の濃度や運転時間を解説
今回の記事では、加湿器を掃除する際に、クエン酸を使ってもいいのかを解説してきました。
まとめると、
- クエン酸は加湿器に人体に害ではない
- クエン酸の濃度は小さじ1/2杯に対して水200ml程を目安にしてつけ置きする
- 加湿器をクエン酸水で掃除する場合は、まず加湿器のタイプに注目する
加湿器には、超音波式・加熱式・気化式の3つのタイプがあります。
その中でも、クエン酸水を入れて運転した掃除方法は加熱式のみです。
気化式は、仕組み上運転は避けたほうがいいので注意してください。
加湿器は、水分が残りやすく汚れを長期間放置しておくと、カビや雑菌の繁殖へとつながりますので定期的に掃除を行ってくださいね。